AGC旭硝子は、2013年から欧州の連結子会社AGCグラスヨーロッパが生産する内装用カラーガラス「ラコベル」の日本国内での販売を進めている。
「ラコベル プリュム」は、「ラコベル」の意匠性やメンテナンス性は維持しながら、軽量化を図ることに成功した内装材だ。ガラスの裏面に特殊発泡樹脂を圧着し、一体成型することでガラスの厚みを薄くしている。「ラコベル」では厚さ5mmのガラスも「ラコベル プリュム」では2mmとし、樹脂の厚さ3mmと合わせても総厚5mmに抑えている。
優れた施工性と強度を持つ
特長のひとつが優れた施工性だ。専用の両面テープで下地の石膏ボードに簡単に接着できる方法を確立した。専門のガラス事業者だけでなく、一般内装施工業者でも簡単に施工できるよう工夫している。
また、「割れると危険」というイメージがあるガラスだが、特殊発泡樹脂と一体成型することで衝撃吸収力が向上。強い力が加わった際にもガラスの飛散を防止するなど、安全性にも配慮した。
独自の意匠で個性的な住空間を演出
ガラスならではの意匠性で、住まい手の個性を色彩で表現できることも特長のひとつ。空間のテイストを左右するリビングや寝室だけでなく、家具などにアクセントとして採用することで、生活空間をより豊かに演出できる。他の素材との相性を考慮して選びぬかれた全16色をラインナップに揃えた。