集中豪雨による水の流入を防止
近年、台風やゲリラ豪雨など局地的な集中豪雨による水害が増えている。とくに都市部では地下空間や住宅地などの排水が追いつかず、浸水による被害が深刻化している。三和シヤッター工業が2015年に発売した防水商品「ウォーターガード Sタイトドア」は、そんな都市型水害に対応する防水ドア。建物内部への水の流入を防ぐ。
浸水高さ1m以下の都市型水害に対応
都市型水害では、浸水した場合、水の高さは50㎝以内であることが多い。Sタイトドアは浸水高さ1m以下に耐え、水の浸入を防ぐ性能を持つ。同社では浸水高さ3m以下に対応する、より高性能な防水ドア「Wタイトドア」も用意しており、Sタイトドアは都市型水害に対象を絞ることで、低コスト化を図った。
通常使うドアに防水性能を付与
Sタイトドアは通常使用するスチールドアに防水性能を持たせることで、日常的に浸水に備えることを可能にした。ドアを閉じれば水の流入を防げるので、いつ発生するのか予測が難しい浸水に対し、簡単にすばやく対応できる。防火性能も備えており、電気錠や窓付タイプも用意。普段は通常のドアとして使用できる。