国内最高水準の風雨への耐久性能を付与
「アルジオ」では、枠や障子構造を見直すことで、従来のアルミ樹脂複合サッシ、「マディオ」と比べて、ワンランクアップした高耐久性能を付与した。秒速57mという強風に耐える耐風圧性能を実現したほか、秒速35mの風にさらされ、かつ1時間当たり240mmの雨が降るという厳しい環境下でも、室内への水の浸入を防ぐ水密性を確保。これは、住宅用サッシとしては、国内最高水準の風雨への耐久性能であるという。
独自の工夫を施し強靭性能を向上
耐風圧性能を向上させるためにサッシ上枠の形状を見直した。従来品では、アルミの1枚板であったが、ホロー(中空)形状に変えることで、より強固に障子を固定できるようにした。さらに障子の強度も向上させた。障子の中でもとくに強靭性が要求されるのが、引き合わせ窓でフレームが重なり合う「めし合わせ部」と呼ばれる箇所。強風にあおられるとたわむ懸念がある。そこで、従来品よりもアルミ素材の厚みを増すことで、めし合わせ部のフレームの強度を向上。その上で、フレームのスリム化を図り、すっきりとした意匠性を付与した。水密性の向上を図るためにサッシの下部に設ける水留め部も見直した。大容量化することで、排水機能を高めゲリラ豪雨などにも対応できるようにした。