ユーザーの志向が多様化する中で、より個性が際立つインテリア空間を求める声が高まってきているが、とくに木質フローリングの大半は、ベーシックな色柄が占めているのが現状だ。
フローリングのデザインの変遷を振り返ると、古くは市松模様をあしらったツキ板フローリングが、昭和40年代後半から50年代の分譲住宅によく用いられた。その後、カラーフロアやシートフロアの台頭によって、ツキ板そのものに手を加え、凝ったデザインに仕上げるフローリングの需要は大きく後退した。
新しい解釈で個性が際立つツキ板フロアを開発
ここにきて、より個性が際立つインテリア空間を実現できる製品を望む声の再燃しており、こうした本物志向の高まりを受けて永大産業は、新たな解釈で、銘木の美しさと斬新なデザインを兼ね備えたツキ板フローリング「銘樹irodori」を開発し、販売を強化している。
同社が培ってきた木質材料加工技術のノウハウを活かし、さらに、様々な木を組み合わせて美しい文様を描く伝統工芸の寄木技術を、絶妙のバランスで取り入れることで、遊び心溢れるツキ板フロアを具現化した。
先行して販売する中高級フロア「銘樹」と組み合わせることで、緩急をつけたユニークなインテリア空間を創出できる。使う人のセンスが問われる商品だ。