自然環境によるダメージから外壁を保護
建物の外壁にはサイディングやモルタル、コンクリートなど様々なものが採用されている。これらの表面には塗料などの仕上材が施されているが、経年により紫外線、熱、雨水などにさらされると劣化が進行する。そのまま放置すると躯体表面への雨水の含浸や、寒暖の繰り返しなどにより、躯体まで劣化が進行する懸念もある。その前に外壁表面を保護するための塗り替えを行うことが重要になる。こうしたなかで、エスケー化研は、塗り替え塗料として多用されている汎用水性シリコン樹脂塗料を上回る、耐候性、低汚染性を付与した無機複合反応硬化形ハイブリッドシリコン塗料「エスケートレビアンコート」を開発した。塗り替え後の外壁の美観を長期にわたり維持する。
最高品質の水性ふっ素樹脂塗料に迫る耐候性を実現
塗り替え塗料として最上位に位置づけられているのが水性ふっ素樹脂塗料と呼ばれるもの。ただし、水性シリコン樹脂塗料などに比べて非常にコストが高いため、高層建築向けが多く、戸建住宅向けには普及していない。対して、エスケートレビアンコートには、独自の無機複合反応硬化型ハイブリッド樹脂を採用することで、塗料内部に発生する劣化因子を抑制、補足する機能を持たせた。水性ふっ素樹脂塗料に迫る長期的な保護効果を発揮し、建物の劣化防止に寄与する。エスケートレビアンコートは、この新規技術により水性シリコン樹脂塗料と比較してコストアップにはなるものの、水性ふっ素樹脂塗料に迫る耐候性を実現したコストパフォーマンスに優れた製品となった。