北洲では、潜熱蓄熱材入りの左官材料「エコナウォール25」の販売を強化する。潜熱蓄熱材は、物質が個体から液体に変わるなど、物質の状態(相)が変化する際に吸熱・放熱することでエネルギーを活用して温熱や冷熱を蓄えておくことができる。高温時には、潜熱蓄熱材が吸熱して融け、周囲の温度上昇を抑える。一方、低温時には、潜熱蓄熱材が放熱して固まり、周囲を暖める。この特性を活かすことで高い室温安定効果が期待できる。
設備に頼らないサスティナブルな解決方法で、室温の変化を緩やかにできる画期的な建築建材であるという評価を得て、2018年度グッドデザイン賞を受賞した。