断熱リフォーム工事の課題を解消
住宅の省エネ化を図るうえで、課題となっているのが既存住宅の断熱性能の向上。そのためにも、断熱リフォームの普及が求められている。なかでも床の断熱リフォームは、床材を剥がして断熱材を施工するのが一般的だった。しかし、この方法では工事が大掛かりになり、手間がかかるのでコストもかさんでしまう。断熱リフォームの普及が進まない要因になっていた。そうした課題を解消すべく、マグ・イゾベールが開発したのが「床リノベ」だ。
床材を剥がさない容易な施工法を開発
床リノベは床下から断熱材を施工することで、簡単に断熱リフォームを行えるようにした。床材を剥がすといった大掛かりな工事をしなくても、断熱性能の向上が図れるのがメリット。マットタイプのグラスウール断熱材をポリエチレンフィルムで包んだタイプと、ボード状のグラスウール断熱材に透湿防水シートを貼ったタイプの2つの仕様を用意。両者を使い分けたり、組み合わせたりして使用することで、施工性を大幅に高めている。
居住者の日常生活への負担も軽減
床下から施工する床リノベは、床材を剥がさず工事できるので、工事中も室内の家具などを動かす必要がなく、居住者の日常生活に支障をきたすことがない。住みながら行えるので、居住者にとっても気軽に断熱リフォームを実施することができる。