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耐力面材と断熱材を一体化 高断熱・省施工を実現した断熱パネル「Wall-e(ウォール・イー)」

在来軸組工法用の断熱パネル

「Wall-e(ウォール・イー)」は、在来軸組工法向けの断熱パネル。構造用面材(パーティクルボード)と高性能断熱材(高性能グラスウール)を工場で一体化したもので、在来軸組工法の柱の間にはめ込むだけで、耐力壁や間柱、断熱材の施工が完了する。優れた断熱性能と施工性を兼ね備えた壁パネルだ。2016年10月には、新たに石膏ボードと硬質ウレタンフォーム断熱材を一体化した商品もラインナップする。

高断熱・高気密仕様でゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に最適

Wall-eは、高性能グラスウールを用いたタイプで、部位の熱貫流率(U値)が0.41W/(㎡・K)と優れた断熱性能を発揮。省エネ基準を余裕でクリアするばかりか、国が推進するゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)にも対応する。工場生産による寸法精度の高いパネルに防湿気密シートと気密パッキンも装着し、高い気密性能も確保している。

工期短縮に貢献、施工品質も確保

断熱材の施工を工場で行うWall-eは、現場で柱の間にはめ込むだけで取り付けが完了する。防湿気密シートもあらかじめ施されているので、現場ではパネル設置後に取り合い部分の気密処理をするだけで済む。また、パネル化することで筋交いを設けない計画が可能になるので、断熱気密欠損が発生する心配もない。施工品質を担保しながら現場作業を省力化できる。

工場でパネル化し、現場での施工を省力化

記者の目

Wall-eは建築関連の資材を販売する野原産業が2015年に発売した断熱パネル。構造用面材と断熱材を一体化したもので、間柱や筋交い、構造用合板などを取り付け、断熱材を施工するという現場行程を、工場生産によりパネル化することで大幅に省くことを可能にした。現場では、在来軸組み工法の柱間にパネルをはめ込むだけで、ほぼ工事が完了する。パネルは工場生産なので均一で精度の高い施工品質を確保。断熱材には高性能グラスウールもしくは硬質ウレタンフォームを採用し、高性能な省エネ住宅を、品質を保ちながら短期工事で実現できる。住宅のさらなる省エネ・省CO2化が求められるなか、国は高い外皮性能を持つZEHの普及拡大を推進している。その一方で、大工・職人の不足や高齢化が深刻化しており、現場工事の簡略化や大工・職人の負担軽減が求められている。優れた性能と省施工を兼ね備えたWall-eは、まさにこれからの時代の断熱パネルと言えるだろう。

DATA

商品

Wall-e

価格

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会社名

野原住環境

ホームページ

http://www.dan-colla.com/