1995年に発生した阪神・淡路大震災では、地震時の揺れによって食器棚から食器などが飛び出し、割れてしまったために避難が遅れてしまった事例が発生した。こうした状況を防止するために、揺れを自動で感知し扉にロックをかける機能を備えたキッチンキャビネットや食器棚が普及することになった。
ムラコシ精工は、95年にいち早く耐震ラッチの開発に成功し、発売に踏み切っている。
発売当初の耐震ラッチは、食器棚やキッチンのキャビネットの扉を閉めた状態でロックがかかり、扉を開ける際に取っ手をひくとロックが解除されるというものだった。
その後、自動で揺れを感知してロックするだけでなく、ロック解除も自動で行うセンサーの開発に着手。
開発に成功した新たな耐震ラッチは、電気などを一切使用することなく、独自に開発した2つのセンサー構造によって、自動でロックと解除を行うことが可能で、現在では多くのキッチンメーカーなどに採用されている。


