ネット通販の普及と再配達問題により宅配ボックスの需要が高まっている。だが、戸建用のものはまだ市場に浸透しておらず、普及率は1%未満というのが実情だ。
こうしたなかで、近年、戸建の宅配ボックス市場でもエクステリアメーカーによる提案が進み徐々に商品が増えてきており、メーカーには一層の差別化が求められている。その中でLIXILが2018年10月に販売を開始した商品が、IoT技術を導入しネットワークに繋がった宅配ポスト「スマート宅配ポスト」だ。
同社では、これまで宅配ボックス単体ではIoTに対応した「リンクスボックス」という商品をライナップしており、荷物が届くとスマートフォンへ通知するなどの機能を持っていた。
スマート宅配ポストでは、郵便ポストと一体化させるとともに、機能の充実とデザイン性の向上を図っている。