住宅業界で広く支持されてきたグラスウール断熱材。ただ、施工時に繊維が飛散し、触るとチクチクするのが施工者には負担だった。居住者の健康に配慮するためにも、原料にホルムアルデヒドを含まない断熱材が求められる。マグ・イゾベールが2017年10月から発売した「イゾベール」シリーズはそんなグラスウールの課題を解消した断熱材だ。
施工者の負担を軽減
イゾベールシリーズは原料を調整することで、施工時の繊維の飛散を抑えた。また、繊維をより細く、柔軟にしたので、皮膚に付着してもチクチクすることが少ない。
しなやかな繊維を実現する一方で、曲げ強度や反発力といった剛性は従来品と同程度を確保。施工者の負担を抑え、ストレスのない施工を可能にした。
熱伝導率0.035W/(m・K)の性能を発揮
イゾベールシリーズは優れた断熱性能も発揮する。細繊維化により熱伝導率(λ)は24KHGの場合で0.035 W/(m・K)。快適な住環境づくりに貢献する。防湿層付き「イゾベール・スタンダード」と防湿層のない「イゾベール・コンフォート」の2タイプを用意。義務化が予定されている省エネ基準から、国が推進するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の外皮基準、HEAT20まで幅広く対応する高性能商品だ。
同社ではイゾベールシリーズを主力商品に位置付け、従来品から置き換えていく方針だ。