福井県に本社を置くフクビ化学工業が、地元の伝統工芸品である越前和紙の魅力を多くの人に感じてほしいと開発したのが不燃手すき和紙化粧板「越柊(こしゅう)」だ。
和紙はきれいに貼るのが難しいこと、燃えやすく汚れやすいことから建材として取り入れるのが難しい素材だった。同社は和紙をガラス繊維補強酸化マグネシウム板に貼り、特殊なコーティング技術を施すことで不燃性と防汚性を付与。一般的な化粧板と同様の簡単な施工で日本の伝統美を内装に取り入れられるパネルを作りあげた。商品名は越前和紙の「越」と、木と冬を合わせた漢字「柊」をつなげたもので、雪のように白い越前和紙と北陸地域の原風景である冬を表現した。
日本の伝統美をアピールできる商品として、海外観光客増加を見越し2019年に発売。近年、インバウンド需要が高まったことで再び注目を集めている。ホテルや商業施設といった空間にはもちろん、オフィスや住宅などにアクセントを付けるのにも最適だ。



