
開口面積をより広くすることと、断熱性能の向上を両立する―。この難しい課題を解決するためにYKK APが市場投入したのが、APW 331 ハイブリッドスライディングだ。
樹脂窓でW12尺( 幅3510 ㎜×高さ2430㎜)の大開口サイズを実現。Low-E複層ガラスと真空トリプルガラスを使用したタイプを用意しており、断熱等性能等級6、7に対応可能な性能を持つ。
もうひとつの特徴が、樹脂窓にアルミ樹脂複合枠を組み合わせたハイブリッド構造を採用していること。
同社では、樹脂窓については自社工場で完成品にした状態で現場に納品しているが、大開口商品になると、輸送効率の低下や現場での施工性の低下につながることもある。そこでアルミ樹脂複合枠にすることで、枠のみ組み立て前の状態で現場に搬入し、組み立てるノックダウン方式での供給を可能にし、こうした問題も解決している。