「リプラス 高断熱汎用枠」は、既存窓を、約半日※1でトリプルガラスの高性能ハイブリッド窓(熱貫流率1.23W/(㎡・K)※2)にリフォームできる取替窓だ。トリプルガラスへ変更することで、単板ガラスの窓に比べ熱流出を80%抑えることができ住宅の省エネ化に貢献する。
専用設定している新設サッシはアルミと樹脂のハイブリッドで、樹脂窓と同等の断熱性能を実現。室内側と室外側にLow-E ガラスを採用し、中空層には熱伝導率の低いクリプトンガス/アルゴンガスを封入した。
また、ハイブリッド窓の特長であるスリムフレームにより、1窓だけ取替えた際も、家の外観に違和感なく溶け込む。メーカーやシリーズを問わず様々な種類の既設窓に対応している。
※1 現場の状況により異なります。
※2 縦すべり出し窓(グレモン)TF トリプルガラス(クリプトンガス入り)内外 Low-E クリア(3-10-1.3-10-3)JIS A 2102 に基づく代表試験体による計算結果。
記者の目
2022年12月、政府が冬としては7年ぶりとなる節電要請を実施した。コロナ禍での住宅の電気使用量の増加や、ウクライナ情勢によるエネルギー入手への懸念などが原因だ。こうしたエネルギー危機への対応や、脱炭素社会へ向けた取り組みとして政府は、住宅の省エネ化を支援する令和4年度の大型補正予算を計上。エネルギー損失の大きい開口部の断熱改修においては、環境省と経済産業省が合同で予算総額1000億円の補助全制度を創設する。また、住宅の温熱環境が健康に与える影響の医学的エビデンスも蓄積されつつある。「リプラス 高断熱汎用枠」は、トリプルガラスを使用し、高い断熱性を有している。施工にかかる時間は約半日※1。メーカー、シリーズを問わず様々な窓に対応し、リフォームへのハードルが低い商品だ。住宅の断熱改修市場にかつてない追い風が吹くなか、住まい手の負担の少ない同商品への注目度が高まりそうだ。
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