ポリイソシアヌレートフォーム(PIR)は1970年代にそれまでの硬質ウレタンフォームに替わり耐熱性、防火性が高い断熱素材としてアメリカで開発された。ポリイソシアヌレートフォームを採用したラミネートボードは、欧米では硬質ウレタンボードに替わり、「世界標準」の断熱材として広く普及している。
イノアックコーポレーションは、研究開発を重ね、より高性能なポリイソシアヌレートフォームによる断熱ボードの開発に成功し「サーマックス」として販売。熱伝導率は0.020 W/(m・K)。アルミ面材をラミネートしたサーマックスは、断熱性能とともに遮熱性を持ち、暑さ対策にも貢献する。さらに、接炎しても着火せず、炭化することで延焼を抑え、燃えにくい家づくりにも貢献。優れた防水性能も備え、経年により雨水を含み、断熱性能が劣化する懸念もない。
そのサーマックスを一体化した真壁構法用パネル「サーマックス真壁式パネル」を開発し、住宅事業者などの差別化戦略をサポートする。