再配達問題が注目を集めて以降、宅配ボックス市場が大きな盛り上がりを見せているが、戸建住宅においては普及率は1%にも満たない状況だ。こうしたなか三和シヤッター工業は、長年集合住宅向け宅配ボックスを提供してきた田島メタルワークとともに開発した戸建住宅用宅配ボックス「おるすばんボックス」を販売している。これは、幅340mm、高さ550mm、奥行き410mmで重量25㎏までの荷物を受け取ることができる大容量の宅配ボックスだ。設置方法は壁に埋め込むタイプと据え置きタイプの2種類から選択できる。アンカー止めに加えてコンクリートブロック止めにも対応している。
また、おるすばんボックスは盗難や閉じ込めなどに対する高い安全性を確保するため様々な機能を備えている。例えば、宅配事業者が荷物を入れた後に押す受領印には、印鑑ではなくボックスごとに異なる番号が記載されたもの採用することで、捺印機能の悪用を防いでいる。万一、宅配ボックス内に子供が閉じ込められた場合でも人感センサーライトが点灯して外部に知らせることで、閉じ込め事故を防止する。