住宅の中でも、外壁は経年によりダメージを受けやすい。熱、雨、湿気、結露、気温の変化といった自然環境にさらされているためだ。従来の汎用塗料では、こういった自然環境の中でも、紫外線、酸素、水などの影響で、顔料として用いる無機酸化物から劣化因子(ラジカル)が発生、このラジカルが樹脂の結合を破壊し、白亜化(チョーキング)や、割れといった塗膜の劣化を引き起こす。
様々な下地に対応する塗料を拡充
ワンランク上のリフォームを実現
エスケー化研は、こういった外壁の劣化を抑制し、美しい状態を長持ちさせるために超耐候形水性ハイブリッド樹脂塗料「エスケープレミアムシリコン」を開発し、2015年から販売を開始した。無機酸化物を、高気密無機シールド層と、高気密有機シールド層で被覆することにより、ラジカルの発生を抑制する。さらに、ラジカルを補足し、塗膜劣化の進行を抑制する超高耐候形特殊ハイブリッドシリコン樹脂を採用した。この3つのトリプルガード効果により、塗膜の劣化を防ぐ。
エスケープレミアムシリコンが、市場から高い評価を受ける一方で、鉄部の塗り替えにも対応できる塗料や、屋根専用塗料、意匠性に優れた多彩模様の塗料などを求める声も増えてきていた。そこで、2017年に「エスケープレミアムシリーズ」として、ラインナップを大幅に拡充し、様々な下地に対応する塗料を加えた。