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【北三】天然木を利用した外構用デッキ材 再生木以上の耐久性・耐候性を備える「ナチュラルテック」

天然木と再生木の良いとこ取り

外構に用いるデッキ材については、天然木を使用したもののほかに、木粉を樹脂で固めた再生木を用いた製品も普及してきている。天然木を使用したデッキ材については、寸法安定や耐候性、耐久性といった面で課題があるものが多い。一方、再生木を用いたデッキ材については、寸法安定性や耐久性、耐候性などには優れているが、なかには経年劣化によって割れやすくなる製品も見受けられる。また、やはり天然木と比較すると、木ならではの質感や手触りを実現することは難しい。北三が開発したナチュラルテックは、こうした両者の課題を解決する外構用のデッキ材だ。

廃棄になるゴムの木を有効活用

ナチュラルテックの原料は東南アジアなどで伐採されたゴムの木。ゴム樹液を採取するために植林されたもので、通常は25〜30年でゴム樹液が採れなくなると伐採されてしまう。ナチュラルテックは、廃棄となるゴムの木を有効活用したデッキ材なのだ。

天然木の風合いを残しつつ各種性能を向上

天然木を原料としたデッキ材でありながら、優れた耐久性、耐候性を備えている。その秘密が製造方法にある。ゴムの木を約1.7mmの単板にスライスし、1枚ずつ低分子フェノール樹脂を含浸させていく。含浸処理を施した単板を接着・積層させ高温でプレスした後に、表面にリブ加工を行い、着色塗装を行う。単板に樹脂を含浸させているため、天然木の風合いを残しながら、天然木よりも寸法安定性や耐久性、耐候性に優れたデッキ材となっているのだ。

環境負荷の少ない エクステリア材
東南アジアのゴム農園で伐採された気を有効利用

記者の目

天然木を用いたデッキの場合、どうしても寸法安定性や耐久性、耐候性といった点で不安がある。そこで登場してきたのが、木粉を樹脂で固めた再生木を用いたデッキ材。最近では、手触りも天然木に近づけたものが登場してきているが、まだまだ改良の余地がある。さらに言うと、経年劣化によって簡単に割れてしまうケースも散見される。北三のナチュラルテックは、まさに天然木と再生木の良いとこ取りという商品。「安心してデッキ材を使いたい」というニーズを満たす製品となりそうだ。

DATA

商品

ナチュラルテック

価格

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会社名

北三株式会社

ホームページ

http://www.hoxan.co.jp/