無垢材の素材感と寸法安定性を両立
自然派志向の高まりを受けて、無垢材を用いたフローリングのニーズが高まっている。しかし、高温多湿な日本で無垢材のフローリングを用いる場合、施工後の寸法安定性を確保することが難しい。一方、合板などの基材に表面化粧材である突板を貼った複合フローリングであれば寸法安定性などには優れているが、無垢材のような風合いや肌触りなどの素材感を表現することが難しい。朝日ウッドテックのLive Natural Premium(ライブナチュラルプレミアム)は、無垢材と複合フローリングの良さを融合した床材。
2mm厚の挽き板を表面化粧材に
朝日ウッドテックでは、突板に徹底的にこだわった複合フローリング ライブナチュラルシリーズを販売しており、月間10万坪を超える販売実績を誇る。ライブナチュラルプレミアムは、表面化粧材に2mmの挽き板を利用した商品だ。ライブナチュラルシリーズの突板の厚さは0.3mm。2mmの挽き板を表面化粧材に利用することで、無垢フローリングと遜色ない素材感を表現することに成功している。
6層のオリジナル基材で寸法安定性を確保
2mmの挽き板に表面化粧材を変更することで、挽き板が施工後に収縮することで寸法安定性を損なう懸念がある。基材の合板を5層から6層に変更にすることでこの問題を解決。6層に変更することで基材の強度が増し、挽き板の収縮に追従することなく、施工当初の寸法を維持することができる。フロア材全体の厚さは複合フローリングと同じ12mmであり、施工手間などが増える心配もない。