ホウ酸処理によるシロアリ対策を展開するエコパウダーが提案しているのが、土壌からのシロアリ侵入防止を組み合わせた「eことアル工法」だ。木材の腐朽と虫食いの防止にホウ酸塩を主原料とする木材保存剤「エコボロンPRO」を、土壌処理にシンジェンタ ジャパンの「アルトリセット 200SC」を使う。
エコボロンPROは、揮発蒸発しないため空気を汚さず、効果が長期間持続。安全性も高い。ただ、食毒性で予防には適しているが、シロアリを積極的に殺虫するものではなく、駆除には適さない。一方、アルトリセット 200SC は、長期にわたる有効性を持ちながら人体に対して非常に高い安全性を持つ新しいタイプの薬剤で、シロアリの顎周辺に付着すると顎の筋肉を麻痺させ、木材への加害を素早く止める。非忌避性で遅効性という特性で巣全体を破壊する。2種の薬剤を組み合わせた”W 効果”でそれぞれを補完しあい、さらに防蟻効果を高める。
近年、住宅の高性能化が進み、寸法安定性に優れ、加工しやすい集成材などのエンジニアリングウッドの使用量が増えているが、シロアリ予防の専門家は、「集成材には、シロアリが好む、スプルースなど白い木材が用いられている。狂いが少ない、加工がしやすいということはシロアリに食べられやすいこととイコール」と指摘する。良質な住宅を普及させ、耐久年数を伸ばしていくためには、シロアリ対策にも進化が求められている。「eことアル工法」は、「エコボロンPRO」と、「アルトリセット 200SC」の併用による“W効果”により、住まいをシロアリや腐朽菌から守る。より良い住宅を長く大切に使用していきたいというニーズの高まり、また、環境意識の高まりを背景に、新しいシロアリ対策として注目を集めそうだ。
商品 | eことアル工法 |
価格 | お問い合わせください |
会社名 | 株式会社エコパウダー |
ホームページ | https://ecopowder.com/ |
