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【タツミ】バーリング孔付き薄板鋼板を使用壁倍率6倍の狭小耐力壁「TN-WOLSH Burring Wall」

住宅価格高騰、地価上昇などを背景に、特に都市部において住宅取得が難しくなるなか、狭小地をより有効に活用したいというニーズがさらに高まっている。こうした家づくりにおいては、耐震性の確保とプランの自由度という相反する要求を同時に満たすことが求められる。こうした時に力を発揮するのが狭小耐力壁だ。

タツミは、鋼材が持つ強度や靭性を木造に生かし、その合理化を提案する工法「TN-WOLSH(ティーエヌ・ウォルシュ)」シリーズを展開しているが、同シリーズに新たに加えた狭小壁が「TN-WOLSH Burring Wall(バーリング・ウォール)」だ。円筒状突起(バーリング孔)をあけた1㎜の鋼板を面材に使用し、壁長さ455mmで壁倍率6倍相当を実現する。オープン工法で誰でも使うことができることが大きなポイントで、住宅・非住
宅問わず使うことができる。現在、評定を取得中で、2025年3月の発売予定だ。

構造用合板と同じように扱うことができる
横架材間内法寸法1860~3340㎜で住宅・非住宅に使うことができる

記者の目

2025 年4月に「4号特例の縮小」が施行となり、構造計算が求められることになる。地震の多発化・甚大化もあり、木造住宅を扱う住宅事業者にとって、これまで以上に耐力の確保とプランニングの両立が重要になる。特に都市部における狭小住宅において開放的な空間をつくるためには狭小耐力壁は欠かせないものとなりそうだ。
ただ、特殊な計算や施工方法などが必要では、慣れない住宅事業者にとっては採用のハードルは上がる。「TN-WOLSH Burring Wall」は「できるだけ木造の施工方法にあわせた仕様」と、違和感なく施工できるものであり、広く普及していくことが期待される。

DATA

商品

TN-WOLSH Burring Wall

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会社名

株式会社タツミ

ホームページ

https://www.tatsumi-web.com/