創業130年余の歴史を持ち、国内の粘土瓦総生産数のおよそ8割を占める三州瓦においてトップシェアを誇る鶴弥は、付加価値を高めたものづくりにより新たな需要開拓を進める。20年以上前に業界に先駆けて「防災瓦」を開発。防災瓦は、土葺き工法のように重い土を使わず、屋根重量を半分程度に軽量化した。また、上下の瓦同士をフックで固定し、さらに瓦をクギで固定するスーパーロック工法を採用することで、大地震の揺れや台風の強風に煽られてもズレや飛散を防止する機能を持たせる。加えて、屋根の棟部分を金具やクギなどでしっかり固定するガイドライン工法を順守する。
こうしたノウハウを生かし、陶板を現在の住宅に求められる形に進化させたのが、フラットタイプの陶板屋根材「スーパートライ美軽」だ。より軽さを求めるニーズに対応して、陶板を中空構造にすることで耐久性、高級感はそのままに軽量化を実現した。