冷蔵庫や自動販売機、クーラーボックスなど産業用途において広く使われている真空断熱材。旭ファイバーグラスは、建築用の真空断熱材のJIS 規格の認証を国内で初めて取得、いち早く本格販売を開始した。熱伝導率は、初期性能、長期性能いずれも0.004W/(m・K)と、住宅用グラスウール断熱材で国内最高クラスの性能を持つ同社のアクリアα36K の8分の1程度。熱抵抗値(R 値)は16mm厚で4.0㎡・K/W 程度。
初期の高い断熱性能を長期にわたり保持できるという特長も備えている。JISで規定する「23℃、相対湿度50%、25年継続使用」という条件で、初期性能は長期にわたりほとんど低下しないことが確認されている。
薄い厚みでより優れた断熱性能を実現できるため、新築時だけでなく、既存住宅の断熱改修でも活用が期待されている。住宅の高断熱化を次のステージへと導くポテンシャルを秘めた断熱材である。