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【住宅構造研究所】シンプル構造で安定した性能を発揮制振システムの普及を促す「延樹・ブランチ」

制振システムを広く世の中に普及させ、大地震の被害を抑えたい──。こうした想いから開発したのが鋼製ダンパー制振壁「延樹・ブランチ」だ。

同社では、ダンパー制振壁「ガーディアンシリーズ」「延樹シリーズ」等の開発・販売を行っている。その中でも特に、制振システムをより広く世の中に広めたいとの想いで、東京工業大学の笠井和彦特任教授・坂田弘安教授と延樹・ブランチを共同研究開発した。シンプルな構造とすることで安定した性能を発揮しながらもコストを抑えた普及型商品として提案している。

一般的な耐震壁は繰り返し襲ってくる地震に対しては強くない。対して「延樹・ブランチ」は繰り返しの揺れに耐える鋼製ダンパーであり、壊れずに揺れを吸収するため、度重なる余震にも耐え続ける。

国土交通大臣による壁倍率5.0の認定を取得。一般的な構造用合板耐力壁(壁倍率2.5)や筋かい耐力壁(壁倍率4.0)よりも高い強度を誇っている。

シンプルな構造で振動の吸収を最大化鋼材が変形し振動を抑える
軽量かつ省施工職人1人30分で施工可能

記者の目

コストの問題などから、制振システムの採用に二の足を踏んでしまう住宅事業者は少なくないだろう。住宅構造研究所は延樹・ブランチによって、こうした状況を変えようとしている。価格を抑えるために、できるだけシンプルな構造とすることで製造・組み立て作業を簡単にした。また、材料についても品質を担保しながら一般に流通しているもので製造できるようにし、コストの抑制に取り組んだ。結果、国土交通大臣による壁倍率5.0の認定を取得しながらも、同社の「ガーディアン・フォース/オレンジ3」と比較すると、3分の2の価格を実現している。制振システムの普及をけん引するという点でも、重要な役割を担っている。

DATA

商品

延樹・ブランチ

価格

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会社名

株式会社住宅構造研究所

ホームページ

https://www.homelabo.co.jp/