制振システムを広く世の中に普及させ、大地震の被害を抑えたい──。こうした想いから開発したのが鋼製ダンパー制振壁「延樹・ブランチ」だ。
同社では、ダンパー制振壁「ガーディアンシリーズ」「延樹シリーズ」等の開発・販売を行っている。その中でも特に、制振システムをより広く世の中に広めたいとの想いで、東京工業大学の笠井和彦特任教授・坂田弘安教授と延樹・ブランチを共同研究開発した。シンプルな構造とすることで安定した性能を発揮しながらもコストを抑えた普及型商品として提案している。
一般的な耐震壁は繰り返し襲ってくる地震に対しては強くない。対して「延樹・ブランチ」は繰り返しの揺れに耐える鋼製ダンパーであり、壊れずに揺れを吸収するため、度重なる余震にも耐え続ける。
国土交通大臣による壁倍率5.0の認定を取得。一般的な構造用合板耐力壁(壁倍率2.5)や筋かい耐力壁(壁倍率4.0)よりも高い強度を誇っている。