森田アルミ工業は、カーポートとバルコニーを一体化させた「Flange Port(フランジポート)」で、カーポートの上の空間を有効活用する提案を強化する。
同社は、アルミの加工技術を生かして、バルコニーなどのウォールエクステリアを中心に、オーダー製品の製造で豊富な実績を持つ。「大手メーカーが対応できないニッチな部分を補うことができる」(同社)ことが強みだ。
Flange Portの開発のきっかけも顧客からの「雨が漏らない独立バルコニーが欲しい」という要望だった。
顧客の中に、独立バルコニーの下を有効活用して車庫として使用する人がいたが、雨が漏るため使い勝手が良くなかった。それは当然で、独立バルコニーは屋根ではないため、雨が降れば、どうしても少量の雨水が下に漏ることになる。
とはいえ、バルコニーの下に屋根を設置すれば、見栄えが悪くなる。そこで、全体ですっきりと美しく見えるように建物に溶け込むようにデザインし直し、Flange Portを製品化した。H鋼型材を使用し、シャープなイメージを全面に打ち出している。