ハイブリッドパワコン採用の蓄電システム第二弾
エリーパワーは家庭向け蓄電システム「POWER iE6 HYBRID(パワーイエ・シックス・ハイブリッド)」を2015年に発売。停電時にも安定的に電力を供給する基本性能、太陽光発電と蓄電システムのパワコン一体化させた「ハイブリッドパワコン」を採用し、蓄電効率を高める仕組みが話題を呼んだ。そして今年4月、エリーパワーがハイブリッドを採用した第2弾商品として販売を開始したのが、「POWER iE5 Link(パワーイエ・ファイブ・リンク)」だ。
新たな付加価値も
「POWER iE5 Link」の最大の特徴と言えるのが、IoTへの対応を強化していることだ。同社はこれまでにも蓄電システムに通信機器を搭載し、システムの稼働状態をモニターする「ごあんしんサービス」を提供してきた。新製品ではNTTドコモと連携し、M2Mルーター(無線通信機器)を標準搭載。POWER iE5 Linkのすべてのユーザーが「ごあんしんサービス」を標準的に使用できるようになった。
今後は情報とエネルギーをコントロールするプラットフォームとして、IoT住生活サービスやバーチャルパワープラント(VPP)の提供を検討。蓄電システムの新たな付加価値にしていきたい考えだ。