家庭内の入浴事故へ対策
家庭内での入浴事故が増加傾向にある。厚生労働省が2017年に公表した最新のデータによると、家庭の浴槽での溺死者数は11年間で約7割増加し、2015年に4804人となっている。そのうち高齢者(65歳以上)が約9割を占めている。2013年の研究によると、浴槽での溺死者数を含む入浴中の年間の急死者数は年間約1万9000人にものぼると推計されており、対策が求められている。
一歩進んだ安心の入浴環境を提供
このため、給湯器メーカーなどでは家族の入浴状況を見守ることができる機能を搭載した商品の開発に力を入れている。
ノーリツでも昨年、浴室内の入浴者の在・不在や入浴の時間などを台所などで確認できる給湯器リモコンを発売したが、今年9月に発売する給湯器リモコン「RC-G001EW」では、先進のIoT技術を導入することで、さらに一歩進めた浴室の見守りを実現。スマートフォンで家族の入浴を見守ることができるサービスを提供する。給湯器の分野で家庭内入浴事故対策の先陣を切る商品だ。