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【ビスダックジャパン】柱間にはめ込み釘止する簡単施工で高耐力壁にパネル化、ユニット化で在来木造を合理化「タフボード」

「タフボード」は、ビスダックジャパンが約10年前に開発した木造軸組工法用の耐力壁。特殊な材料は一切使用せず、木質系面材、製材というシンプル部材のみを組み合わせて高耐力を実現。柱間にはめ込み、釘で留め付けるだけで施工が完了する。幅900㎜で壁倍率4.5倍の大臣認定を取得している「タフ900」をはじめ、幅600㎜で壁倍率3.8倍の「タフ600」、幅455㎜で壁倍率3.5倍の「タフ455」の3種類をラインアップしている。袖壁や、狭小の耐力壁など、これまで耐力壁としてカウントできなかったところに、タフボードを追加することで耐力を確保できる。断熱材やホールダウン金物などと干渉しない設計で、簡単に取りつけられる。最近では「狭小住宅でも高耐力を確保したい」といったニーズがも増加している。また、壁変形率が1/15以下なので”ねばり”があり、木質パネルの中では唯一、限界計算に対応することができる。一度使用するとリピーターとなるケースが多いという。

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記者の目

「タフボード」は、特殊な金物などは一切使用せず、木質系面材や製材のみを組み合わせるシンプルな設計が特徴で、施工性の高さが支持を集めている。2025年4月には、住宅の省エネ化に伴う重量増加に対応して4号特例縮小がスタートする。木造2階建て、200㎡超の木造平屋建ては簡易計算の基準が強化され、新たに構造関係規定などの図書の提出が必要になる。4号特例縮小への対応、さらに設計の自由度向上にも寄与する耐震建材としても注目を増していきそうだ。また、同社は、タフボードを単品で販売するだけでなく、パネル化、ユニット化に取り組み、建築の可能性を広げる取り組みも強化している。住宅の高性能化が進む一方、職人不足は深刻化しており、施工の合理化が強く求められている。そのソリューションとしても引き合いが増えていきそうだ。

DATA

商品

ビスダックジャパン

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会社名

株式会社ビスダックジャパン

ホームページ

https://www.visdac.co.jp/