
近年、豪雨や大型台風など、異常気象が頻発しており、住まいの漏水リスクは高まっている。漏水リスクの高い開口部や、壁と屋根の取合い部などには、成形品の防水部材が有効だ。現場での加工が不要で、成形品をはめ込むだけで、防水性能を確保できる。フクビ化学工業は、この分野のパイオニアとして「ウェザータイト」のブランドで、成形品の防水部材を展開している。2000年の「品確法」の施行を機に住宅の防水性能向上の要求が高まり、2003年に「サッシ用」を発売開始。その他部位のラインアップも拡大してきた。「射出成形」で製造することで、平面部から3面交点部まで厚みを均一化させ、より安心な設計となっている。ひと目でわかるデザインと施工性を決め手とし、2022年度グッドデザイン賞を受賞。