ホウ酸処理によるシロアリ対策を展開するエコパウダーが提案しているのが、土壌からのシロアリ侵入防止を組み合わせた「eことアル工法」だ。木材の腐朽と虫食いの防止にホウ酸塩を主原料とする木材保存剤「エコボロンPRO」を、土壌処理にシンジェンタ ジャパンの「アルトリセット 200SC」を使う。
エコボロンPROは、揮発蒸発しないため空気を汚さず、効果が長期間持続。安全性も高い。ただ、食毒性で予防には適しているが、シロアリを積極的に殺虫するものではなく、駆除には適さない。一方、アルトリセット 200SC は、長期にわたる有効性を持ちながら人体に対して非常に高い安全性を持つ新しいタイプの薬剤で、シロアリの顎周辺に付着すると顎の筋肉を麻痺させ、木材への加害を素早く止める。非忌避性で遅効性という特性で巣全体を破壊する。2種の薬剤を組み合わせた”W 効果”でそれぞれを補完しあい、さらに防蟻効果を高める。