「アクリアα」は、住宅用グラスウール断熱材として世界最高水準の熱伝導率を実現した断熱材。2014年に独自技術により世界初※となる約3μのグラスウール超細繊維の製造に成功し商品化した。
グラスウール断熱材は、細いガラス繊維が絡み合い空気を内包し、内部の空気の移動を抑えることで断熱性能を発揮する。繊維が細いほどその本数が増え、空気が移動しにくくなることから、同じ密度でも高い断熱性能を発揮する。一般的なグラスウールの半分以下の細さにより優れた断熱性能を発揮。105㎜厚で密度36K の場合の熱抵抗値(R 値)は3.3㎡・K/Wだ。超細繊維のため、施工時のチクチク感が低減されるだけでなく、原材料にホルムアルデヒドも含まず、施工者、居住者にとってやさしい商品となっている。
記者の目
脱炭素に向け、住宅の高性能化は喫緊の課題である。2022年10月には、住宅性能表示の断熱等性能等級6、7が施行となった。等級6はHEAT20のG2レベル、等級7はG3レベルと非常に高い水準だ。すでに高性能住宅を手掛ける事業者はG2、G3レベルの家づくりに取り組み始めている。断熱材市場においては、コストと性能のバランスから、グラスウール断熱材が広く普及し、5割超のトップシェアを占める。多くの現場の職人が慣れているという安心感もある。旭ファイバーグラスの「アクリアα」はグラスウール断熱材として最高水準の断熱性能を誇る。さらに、G2、G3レベルという高い断熱性能の実現をサポートするため、アクリアαと、フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」の2種類の断熱材を組み合わせた現実的な断熱材仕様例なども提示し、住宅の高性能化を力強く後押しする。
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