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住宅基礎を工場生産する新工法「アイランドベース」大幅な工期短縮、品質向上を実現

住宅業界で職人不足が深刻化する中、基礎の分野でもその傾向が強まっている。

その結果、工期が長期化している。ジャパンホームシールドが住宅事業、建設会社90社を対象に実施したヒアリング調査によると、最多の44の事業者が、住宅基礎の工期は「3週間」と回答した。「基礎工事業者は掛け持ち現場が多く、現場に職人がいない日も多い」、「春休みの引渡しに向けて年末年始の期間は特に混む。工事開始を1ヶ月待つこともある」といった課題を抱える声も聞かれた。

さらに、入職者の減少により、技術継承が進まず、結果として品質低下のリスクも高まっている。具体的には、型枠を外したコンクリート構造物の表面に砂利が凝集・露出する「ジャンカ」や、コンクリートを打ち重ねる際に一体化せず、打ち重ねた部分に不連続な面が生じる「コールドジョイント」のほか、「天端が波打つ」、「アンカーが垂直ではない」といった不具合が発生するリスクが高まっている。

こうした現状を踏まえて、ジャパンホームシールドが開発したのが、工場で住宅基礎を製造する新工法「アイランドベース」だ。工場生産により、工期を短縮できるだけでなく、品質の向上も図ることができる。

工程を半分以下の1週間に短縮 スラブとの一体化にも成功手間削減
工場生産により品質担保 日本建築センターの認定を取得

記者の目

基礎工事については職人不足による工期の長期化や品質の安定性が課題となっている。こうした課題に対応するため、ジャパンホームシールドによると、「住宅基礎のプレキャスト化には大手ハウスメーカーを始め、さまざまな事業者が挑戦してきた」という。しかし、スラブとの一体化などの技術的なハードルが高く、工法の確立、普及には至っていないのが実情だ。
こうしたなか、ジャパンホームシールドはグランデージ社と連携し、互いのノウハウを組み合わせることで、工場生産の住宅基礎「アイランドベース」の開発に成功した。
これまで、多くの事業者がその実現を夢見てきただけに、アイランドベースには大きなニーズがありそうだ。

DATA

商品

アイランドベース

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会社名

ジャパンホームシールド株式会社

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