住宅の外壁材市場では、より高いレベルで本物の質感を追求する動きが加速している。その意味では、もともと根強い人気を誇るのがレンガだ。しかし、職人不足が深刻化する中で、重いブロックを積み上げる従来のやり方で対応できる職人も少なくなってきている。また、都市部などの狭小地に建つ住宅では、厚みのあるレンガを使うことは敬遠されやすい。こうした課題に対応して、スマート・ブリック(東京都大田区)は、特許を取得した独自の乾式工法のレンガ外壁システム「スマートブリック・ウォール」を開発し販売を強化する。胴縁の上に、透湿防水シート「スマート・シート」を張り、シートのガイドに沿い専用の留付けレールを留め付ける。そこにレンガをスライスしてタイル状に薄くしたものを取り付け、目地にモルタルを施工すれば、工事完了となる。厚みを抑え、レンガ積みの意匠をリアルに再現しながら、他工法に比べて大幅な工期短縮、コスト削減効果をもたらす。
【スマート・ブリック】新世代のレンガ外壁システム「スマートブリック・ウォール」 安定した施工品質とローコストを実現
記者の目
住宅外観として、レンガを採用したいというニーズは根強くある。しかし、一般的にレンガは高価だというイメージが強く、重いことから躯体への負担や震災時の影響などが不安だという声もある。こうした課題の克服を目指し、開発されたのがレンガ外壁システム、スマートブリック・ウォールだ。タイル状に薄くスライスしたレンガを、専用の留付けレール沿いに取り付けていくだけの簡単施工で、初期コストを抑え、レンガの外観を創出できる。優れた耐久性も発揮しメンテナンスコストの低減にも寄与する。本物志向のニーズが高まる中で、改めてスマートブリック・ウォールへの注目度は高まっていきそうだ。
DATA
商品 | スマートブリック・ウォール |
価格 | お問い合わせください |
会社名 | スマート・ブリック株式会社 |
ホームページ | https://smartbricks.co.jp/ |