ケイミューはカラーベスト発売から60周年を機に、「ROOF Innovation 日本の屋根をかえる」というスローガンを打ち出した。
新しい技術を用いて、「軽く強く」、「長く美しく」、「省施工」、「廃材削減」の4つの考えを軸に、これまでにない性能を持つ屋根材の開発を積極的に進めることで、社会課題の解決に寄与していきたい考えだ。その一環として、2020年10月、リフォーム市場向けに新発想の金属カバー屋根材「リコロニー」を発売した。既存のコロニアルに差し込み、接着剤で固定する簡単な施工で、金属屋根の重ね葺きによるリフォームよりも価格を抑え、塗装に近い価格帯の屋根リフォームを実現した。リフォーム適齢期を迎える築20~30年のカラーベスト屋根をターゲットに販売拡大を目指す。
経年による汚れや色あせを気にする人は多く、屋根のリフォーム需要は高い。既存の屋根材の上に直接金属屋根を重ね葺きするカバー工法があるが、コスト面でハードルは高く、工事も大がかりになる。やはりリーズナブルな塗装による塗り替えが採用されるケースが多いが、劣化が早いことは否めず、10年くらいのスパンで塗り替えをすれば、結果的にメンテナンスコストは高くつく。そこでケイミューはリコロニーを開発。既存のカラーベスト屋根に差し込み接着剤で固定する簡単な施工で、金属屋根の重ね葺きによるリフォームよりも価格を抑え、塗装に近い価格帯の屋根リフォームを実現した。よりリーズナブルに、新築に近い金属屋根の美しさを実現できる屋根リフォームとして注目を集めそうだ。