金属屋根材は、軽量であることに加え鋼板の耐久性も飛躍的に向上していることから、新築・リフォームそれぞれの市場で存在感を高めている。
一方、金属屋根材の施工を担う専門技能を有する板金職人は、高齢化などで年々減少し、この30年で半減しているという。将来的に、金属屋根材を採用したいニーズはあっても、職人を確保できず施工できない状況が生まれる懸念も高まっている。こうした状況に対応するため、日鉄日新製鋼グループが開発したのが「SELiOS ROOF®(セリオスルーフ)」だ。
重量を平形屋根スレートの3分の1に軽量化、強度を高めることで自動釘打ち機で施工できるようにした。結果、施工性を高めることで、スレート屋根と比べて施工スピードの2割アップを実現している。
一般的なスレート屋根材の厚みや長さ、幅と同じであり、既存のスレート屋根材と同じように施工が可能だ。