重ね張り工法に対応していることからかつては、圧倒的にリフォームでの採用が多かったが、メーカー各社が、耐久性や防汚性、意匠性に優れた金属サイディングのラインナップを充実させる中で、新築においても金属ならではのデザインの採用が増えている。西日本エリアでの普及も進み、マーケットが拡大する傾向にある。
こうした中で、旭トステム外装は2019年2月から販売を開始した金属外装材「Danサイディング」のニュースタンダードのラインナップを拡充し、従来のガルバリウム鋼板の3倍強の耐食性が期待できる次世代ガルバリウム鋼板(SGL)を業界で初めて採用した「スパンサイディングS」を発売した。SGL鋼板の採用により「赤さび・穴あき15年保証」を実現。また、遮熱効果の高い着色顔料のフッ素塗料を使用することで、耐候性の向上を図り、塗膜の変色・褪色10年保証も付与した。塩害にも強く、沿岸エリアの対応範囲も広がった。