現在、住宅用に普及している雨樋は、塩ビ製のものが大半を占めている。塩ビ製の雨樋そのものが屋根材とマッチしにくく、また、吊り金具などが表に現れるため、住宅外観を損なう懸念がある。メンテナンスの手間もかかる。雨樋には、落葉やヘドロなどが溜まりやすくなるため、住まい手が定期的に雨樋を掃除する必要があり、これを負担に感じている人も多い。こうした課題の解消を目指し、元旦ビューティ工業が開発したのが、金属雨樋「元旦内樋」だ。独自の形状に加工した「雨樋」と、雨樋を覆うように被せる「落ち葉よけカバー」で構成。雨樋と、落ち葉よけカバーを噛み合わせる独自の構造を採用することで、雨樋に溜まる雨水などの重量に耐えられる機能を持たせた。これにより吊り金具なども不要となり、よりすっきりと美しく軒先を仕上げられる。
耐候性の優れたガルバリウム鋼板を採用
元旦内樋は、優れた耐候性も備えている。標準仕様の元旦内樋の素材に、耐候性に優れたガルバリウム鋼板を採用することで、雪にも強い性能を実現した。また、ステンレスやチタンなど様々な素材も用意し、特注生産にも対応する。
施工が非常に簡単であることも元旦内樋の特長のひとつだ。
雨樋を軒先の幕板に固定するだけという簡単施工を実現。簡単に後付けできるため、新築だけでなく、リフォームにも適している。