耐震性能の向上に貢献する構造用合板 中大規模建築での可能性も広がる

ネダノン

相次ぐ巨大地震によって、住宅の耐震性能向上が社会的な課題になってきている。こうしたなか、安価かつ手軽に住宅の耐震性能を向上できる構造材として注目度が高まってきているのが、厚物構造用合板「ネダノン」だ。

壁倍率5.0の大臣認定を取得 実力値は5.9〜7倍

ネダノンは、もともとは床用の構造材として開発されたもの。厚さ24㎜や28㎜、30㎜などの製品がある。優れた構造強度やコストパフォーマンス、施工性などが評価され、手軽に住宅の耐震性能を向上できる構造用壁材として活用されるケースが増えてきている。
厚さ24㎜の「ネダノンスタッドレス5+」は、壁倍率5.0の大臣認定を取得している。
5.0という壁倍率は現行の法制度では最高ランクのもので、実力値としては5.9〜7倍の強度を持つことが実証実験などで分かっている。
加えて、建物の規模にもよるが、30万円ほどのコスト増だけで建築基準法レベルの3倍もの耐震性能を実現できるという。

壁倍率20も可能に

さらに、釘のピッチを狭めるなどの工夫を施すことで、最大で壁倍率20程度にまで性能を引き上げることができる。これによって、戸建住宅だけでなく、中大規模の木造建築の分野での可能性も広がってきており、実際に採用事例なども増えてきている。

価格:お問い合わせください

 記者の目

ネダノンは、スギやカラマツ、ヒノキなどを原料として利用しているが、約9割は国産材を活用している。しかも、安定的に供給できる体制を既に構築しており、国産材活用という面でも推進役になり得る存在だ。国では2025年までに木材自給率を50%程度にまで引き上げる方針を打ち出している。この目標をクリアするためにも、ネダノンへの期待感はますます高まりそうだ。

お問い合わせ

東京合板工業組合・東北合板工業組合

電話番号:03-5214-3636 ホームページ:http://www.ply-wood.net/