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【アイディールブレーン】世界初「金属流動」を活用した筋交い型の制震ダンパー「ミューダムシリーズ」

従来の制震装置の課題をすべて解消

ここにきて様々な制震装置が登場してきているが、「壁倍率を取得しておらず、建築基準法の規定外での設置となる」「可燃物をダンパーに使用している」「温度や地震速度など外部条件により性能が変わる」、また「重い」「ビス本数が多いので施工が大変」といった課題があった。こうした課題を受けて開発したのがアイディールブレーンの筋交い型の制震ダンパー「ミューダム」だ。

摩擦による摩耗がない「金属流動」を利用

ミューダムでは、「金属流動」という現象を利用することで、優れた制震性能を付与した。金属流動とは、アルミと鋼材を押し付けたまま滑らそうとすると、2つの金属が接する界面で焼き付き、アルミ本体が流動する現象。一般的な金属同士の摩擦では、金属表面が摩耗してしまうが、金属流動では、そうした現象が一切なく抵抗力を保持し続ける。この抵抗力で地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、地震力を低減できる。

壁倍率2.2倍と2.3倍に続き4.0倍も追加取得

壁倍率の大臣認定を取得した制震ダンパーは、これまでにも存在したが、架構寸法に関する適用範囲が限られているため、使用しづらいといった課題があった。これに対し、「ミューダムR」は、3タイプの大臣認定を取得し、木造住宅で採用されているほとんどの架構で使用できるようにする。また、2016年7月には壁倍率4.0倍の大臣認定を取得した「ミューダムZ」も追加した。最終的にはミューダムR、ミューダムZいずれも3タイプの壁倍率認定を取得し、幅広い適用範囲に対応し、在来軸組木造住宅で採用されているほとんどの架構で使用できる。

壁倍率2.2倍、2.3倍を取得したミ ューダムR。製品自体が非常に薄いため、断熱材とともに外周壁に設置可能
国土交通大臣指定性能評価機関による認定実験(ミューダムRH)

記者の目

耐震工法よりも上位の地震対策として位置づけられる制震工法。耐震性の向上に取り組む住宅事業者に採用されるケースが増えてきている。だが、従来の制震装置には、性能や施工性、使いやすさといった面で課題があったのも事実。アイディールブレーンでは、ビルダーにヒアリングを行い、制震装置の課題を洗い出し、その課題の克服に挑んだ。そして誕生したのがミューダムだ。新たにミューダムZが加わり、先行して販売するミューダムRと組み合わせて効率的に配置することで、壁量を減らしながら耐震性、制震性の向上を図れる。

DATA

商品

ミューダムシリーズ

価格

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会社名

アイディールブレーン株式会社

ホームページ

http://www.ibrain.jp/