外張り断熱でより高い断熱を
ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の実現や、健康面への配慮などから、住宅には一層、断熱性能の高さが求められるようになってきている。断熱には「充填断熱」と、断熱材で住宅を外側から覆う「外張り断熱」があるが、外断熱のより高い断熱性能を目指して開発されたのがアキレスの「キューワンボード」だ。
0.021W/(m・K)という高い断熱性能を発揮
外張り断熱に用いられる代表的な「硬質ウレタンフォーム」を素材として使用している。「硬質ウレタンフォーム」は空気を含んだ無数の微細なセルからなっている。セルの空気層が断熱効果を発揮するため、セルが多いほど断熱効果は高まる。アキレスは独自の技術でセルの微細化を実現。従来品よりも多くのセルを持ち、熱伝導率0.021W/(m・K)という高い断熱性能を実現。また、従来の最大厚みは61mmだったが、80mm厚のものを新たに追加。今後、さらに高い断熱性能を求めるニーズに対応した。
アルミ箔面材を両面にコーティング 夏も冬も快適な住空間を実現
両面には、遮熱性に優れる「赤外線高反射タイプのアルミ箔面材」がラミネートされている。高断熱化を図り、厚く断熱材を施工した住宅ほど、冬場の省エネ効果は高くなるが、逆に夏場には、室内の熱が逃げにくくなり、冷房効率が悪化することが指摘されている。そこで遮熱対策もしっかりと行うことで、夏季の日射の遮熱に効果を発揮。夏も冬も快適で過ごしやすい住空間を実現できる。また、湿気、紫外線を遮断するため断熱材の劣化を防止。防湿フィルムを貼らずに防湿性能も担保できる。なお、アルミ箔面材にはコーティングを施し、キズやサビを防止。長期にわたり遮熱効果を発揮する。