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【アキレス】製造時にCO₂を固定化するカーボンリサイクル型のビニル壁紙「e-タン クロス」

カーボンニュートラルの実現に向け、建材の製造時や建物の建築時などに排出されるCO₂である「エンボディドカーボン」の削減が求められている。この削減に取り組む上で注目を集めているのが、環境配慮型の建材だ。

なかでも、CO₂を資源として捉え原料に使用する「カーボンリサイクル」技術を活用した製品は、大気中に放出されるCO₂の削減効果が期待できる。

「e-タン クロス」は、製造時にCO₂を製品内部に固定化するカーボンリサイクル型の塩化ビニル壁紙だ。大気中の排気ガスに含まれるCO₂を化合した合成炭酸カルシウムを配合することで、製品内部にCO₂を固定化。本来、排気として大気中に放出されるはずだったCO₂を削減できる。

記者の目

住宅・建築分野で排出されるCO₂のうち、建物運用時、つまり居住や生活に係るCO₂である「オペレーショナルカーボン」は約70%を占める。ただ、これは着実に削減されていくと考えられる。一方、残りの約30%にあたる「エンボディドカーボン」については、対策があまり進んでいないのが現状だ。近年では、住宅の建築、運用、解体までのライフサイクル全体で、CO₂の収支をマイナスにするLCCM住宅への関心が高まっており、「エンボディドカーボン」の削減は住宅事業者にとって急務と言える。
「e-タン クロス」は、製造時にCO₂を製品内部に固定化するため、「エンボディドカーボン」の削減に寄与する塩化ビニル壁紙だ。CO₂固定コンクリートなどで実用化されているカーボンリサイクル技術を活用したもので、内装材での製品開発は建材業界で初だという。内装でもCO₂を固定化することで、建物全体で「エンボディドカーボン」の削減が図れるようになり、脱炭素を後押しする商材として注目を集めそうだ。

DATA

商品

e-タン クロス

価格

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会社名

アキレス株式会社

ホームページ

https://www.achilles.jp/