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【旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ】湿度条件で透湿抵抗値が変化壁体内の乾燥状態をキープ「VCLスマート」

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツは2022年4月、可変透湿・気密シートをリニューアルし、「VCL スマート®」の販売を開始した。可変透湿・気密シートは、湿度条件に応じて分子構造が変化する性質を持ち、透湿抵抗値が変化する。壁体内が乾燥している冬場は透湿抵抗が高まることで室内側からの湿気を壁体内へ通さず、逆に壁体内が高温多湿となる夏場は透湿抵抗が低下し、壁体内の湿気を室内側へ逃がす。「VCLスマート®」では、従来品の「タイベック® スマート」の持つ可変透湿・気密性をさらに強化した。どちらも湿度60%ほどから透湿抵抗が低下し、湿気を通しやすくなるが、「VCLスマート®」は湿度80%付近でさらに透湿抵抗が低下し、より効率よく湿気を室内側へ排出する。

シートを半透明化し施工性向上軽量化で現場負担軽減も
シート本体を半透明にしたことで下地が見えるようになり、施工性が向上した

記者の目

近年、地球温暖化などの影響により、夏型結露が温暖地で多く確認されている。通常の冬型結露とは逆に、室内の空気がエアコンによって冷やされることで、室内側の壁体内などで結露を起こす。住宅基礎や壁体内など目につきづらい場所で結露するため、気付かないうちに進行している場合が多く、湿気によって住宅の断熱性能の低下や躯体の腐朽を招く恐れがある。特に、最近の住宅では高断熱化・高気密化が進み、高気密ゆえに壁体内で発生した水分の逃げ場がないという問題が顕在化しているが、その対策をしていない住宅は多い。こうしたなか、旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツは可変透湿・気密シートをリニューアルし、「VCLスマート®」の販売を開始。従来品よりも可変透湿・気密性を高め、夏型結露対策の提案強化に乗り出した。夏季の猛暑は今後も続くことが予想される。効率的に夏型結露対策ができる「VCLスマート®」のニーズは高まっていきそうだ。

DATA

商品

VCLスマート

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会社名

旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社

ホームページ

https://www.tyvek.co.jp/