在宅勤務が定着するなかで、空間を多目的に利用できる移動間仕切りのニーズが高まっている。移動間仕切りは、間仕切りを移動することで空間を自在に変形させ、生活シーンに合わせて活用できる。パネルを収納することで、リビング空間を広く活用でき、パネルを閉めて空間を仕切れば、個室やテレワークスペースとして利用が可能だ。
吊り車、レール、フランス落しなどから成る「SW 移動間仕切りシステム」は、内装材金物メーカーであり、ソフトクローズ商品のパイオニア企業として引戸(間仕切り)市場の拡大をけん引してきたアトムリビンテックが、移動間仕切りの集大成として展開している。
ソフトクローズは、油圧ダンパーと特殊なばねを組み合わせることで、引戸などが閉まる手前でスピードを抑える機構で、引き戸が閉まる際に発生する大きな音や指はさみのリスクを軽減できる。機能性だけでなく安全性にも配慮している。
「回転収納プランA」のイメージ。パネルの収納スペースを工夫することで、全開時にも室内空間の邪魔にならない。出入口を複数設けるプランニングも可能だ
アルミフレームにガラスを組み合わせたハイエンドの移動間仕切り「liberte(リベルテ)」。写真は「平行収納マルチソフトクローズ」タイプ
記者の目
コロナ禍を機に在宅勤務が一般化したことで、間仕切りを使った居住スペースの多目的利用に注目が集まる。ワークスペース以外にも、「趣味の部屋」、「家事の部屋」など、家族の時間は大切にしつつ自分の時間がほしいというニーズが高まったようだ。各社が移動間仕切りを商品提案するなかで、アトムリビンテックの商品は、関連商品のラインアップ、プランニングの充実度が強み。住まい手をはじめ、デベロッパー、ハウスメーカー、建具メーカーなどから拾い上げた意見を商品に反映する開発体制を整えている。こうした体制によって進化していく「SW移動間仕切りシステム」は、空間を有効活用する手段として重宝されそうだ。
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