
「DI 窓」は、ダイナミックインシュレーション技術を用いた窓システムである。同技術は、熱が逃げる方向と逆方向に空気の流れをつくることで断熱性を高めるもので、海外では一部壁で用いられているが、窓では実用化されていなかった。三協立山 三協アルミ社は高性能な窓を作るために研究開発を進め、まず同技術を採用した窓システムを商品化。屋外側の外窓と室内側の内窓による二重窓とし、換気のための外気を二重窓の中間層に取り入れて空気の流れをつくることで、窓から逃げる熱の移動を減らし、換気をしながら高断熱を実現する。冬は二重窓の中間層で暖められた空気を室内に取り込むため、室温低下を抑えた換気が可能。夏は中間層で外から侵入する熱をやわらげるため、心地よく過ごすことができる。低層マンションのリフォームにおいて採用されている。
さらに「超高層マンション対応 DI 窓」を開発した。高い耐風圧性能、水密性能を両立させ、超高層マンション(200m 級)のZEH-Mにも対応できる。