
基礎断熱は、外側からすっぽりと断熱材で住宅を覆うことで、気密性を高くしたい、床下空間を活用したい、といったニーズに合致して、北海道など寒冷地から広がってきた。ただし、住宅の劣化防止の点で、防蟻対策は非常に重要であり、基礎断熱を行う際には十分な配慮が望まれる。
この基礎断熱における防蟻対策を業界に先んじて行ったのが「スタイロフォームAT」である。15年以上の歴史を誇り、また、屋外試験による確かな性能が裏付けられている。押出法ポリスチレンフォームに安全性の高い防蟻剤を混入した断熱材で、基礎コンクリートと同時打ち込み施工ができ、吸水しにくいことから基礎周りや土間部分などに適している。断熱材自体にシロアリの食害を防ぐ機能を持たせることで、断熱材が蟻道やコロニーになる可能性がほとんどない。防蟻剤の現場塗布や土壌改良に比べて防蟻剤の流出・拡散がほとんど生じない。断熱性能は、熱伝導率0.028W/(m・K)以下だ。